お母さん教室
7月
第5回 お母さん教室ご報告 【開催日】 2017年7月13日 (木) 参加された方 【先生】 牧野先生、森林 友梨先生、森林先生 【お母さん】 8名 お子様1名 はじめに、現在大学生、中学生、小学校高学年のお子様がいらっしゃるお母様方(供にお母様方はヴァイオリン未経験者)にスズキ・メソードとの出逢い、お稽古をはじめたきっかけ、日々のお稽古の心がけ、受験期の過ごし方などのお話を伺いました。 【出逢い】 ・本や記事を通じて「スズキ・メソード」の名前を知る。 メソードに感銘を受け、自宅近くのお教室を探し、通い始めた。 【きっかけ】 ・音楽を聴くのが好きで、コンサートにはよく足を運んでいた。 子供ができたら是非習わせてみたい!という憧れを持っていた。 【お稽古を始めてから】 ・子育ても初めて!お稽古も始めて!レッスンで立つことすらできない我が子を前に悩むことも多かった日々。季刊誌や「道しるべの会」に参加し、お話を聞くなど勉強した。何よりもお教室の先輩お母様方のお力添え、生徒さんから沢山の刺激をいただいたのが大きかった。 ・"東京グランドコンサートお訪ね旅行、東京ディズニーランド付”というバスツアーをお教室で企画するなど、行事ごとも多く、予定の優先順位がまずはバイオリン!に変わるほど。気づけば親子での"楽しみ”に変わっていった。 【日々のお稽古の心がけ】 ・その日取り組むレッスンメニュー、ポイントを子供が帰宅するまでにしっかり準備する。常にCDが流れている環境作りをしている。 ・ジャンルを問わず、コンサートに親子一緒に出かけるなどの心がけ 【受験期】 ・練習のボリュームを減らすことはあっても、休会することはなかった。 ・クラス行事、夏期学校も極力参加し、母親の「休ませない、辞めさせないスタンス」をしっかり持ち、伝えていった。 ・勉強、部活、ヴァイオリンの練習時間の管理、調整を子供に任せ、見守る姿勢を大切にした。 先輩お母様からのお話を伺った後、出席されたお母さんたちからの質疑に移りました。 「子供がヴァイオリンが大好きでお稽古をはじめたのに、日々のお稽古では、間違った箇所の指摘が多くなり楽しく取組むことがなかなかできない」と相談がありました。 先生、先輩お母様方からは・・・ ・同じ風景にならないように工夫する、お稽古の中でも子供に「今の音はどうだった?」など質問し、考える時間を作る。 ・生演奏を聞きに行くことを親子の楽しみにする。 などのアドバイスをいただきました。 入会されて2ヶ月、最近お弓をもちはじめたお嬢様のお母様からは、 「なかなかお弓上手に持てなくて少し焦っています」という一方、 当日一緒に来ていた下のお子さん(男の子)は 「お姉ちゃんのようになりたい!」と意欲満々。箱バイオリンを構え、俳句もどんどん覚えているようで、恥ずかしがりながらも大きな声で俳句を発表してくれる、微笑ましい時間もありました。 先生方からは・・・ 長い道のりの中、この子供のためにどのように「行動」できるかが 親として大切なことです。 親の思うようにはいかないものです。お母様方が自分にできる最大限の努力をすることが子供に対する愛情であり、その中で、鈴木鎮一先生のおっしゃる教えを活かして欲しい・・・というメッセージをいただきました。 これから大きくなるお子さんがいらっしゃる場合、将来への不安は尽きないと思いますが、大きくなったお子さんをお持ちの方からすれば、「すでに来た道」です。先生や先輩お母様からのアドバイスを踏まえて、これからもがんばれるかも?と思えるお母さん教室でした。