お母さん教室
11月
第6回 お母さん教室ご報告 【開催日】 2017年10月19日 (木) 参加された方 【先生】 牧野先生、鈴木先生、森林 友梨先生、森林先生 【お母さん】 12名 牧野クラスOBの川瀬あゆ子さん、まい子さんのお母様が 日々のお稽古の様子をお話ししてくださいました。 ”日々のお稽古は朝5時半から7時” ・子供がこの時間に毎日お稽古するようになるまでには数年かかり親子の戦いだった。 ・お稽古することを「当たり前」にするまでの大変さ ・一番は親自身の闘い ・親の中に迷いがある時は、お稽古は定着しない。 ”色々な事がある中でも、子供と自分(親)の中に「お稽古するんだ!」と決意” ・親がブレなければ、子供もブレなくなる。 ・親が変わらないと、子供も変わらない。 ”お稽古することが「当たり前」になってからは・・・” ・いかに爽やかにお稽古するかが課題に。 ・子供の状態を常に良くすることを考えた。 ・お稽古はあらゆる手段を使ったが、日々の喧嘩は絶えなかった(笑) ・「1時間半お稽古できるようになる」が、「2時間お稽古」は難しく1つの壁であった。 30分の差であるが、この30分が重要なのである。 ・子供がお稽古する時間分は、自分も楽譜の勉強をした。 その後、少しずつ自分でお稽古できるように、卒業曲は本人に任せてお稽古するようにした。 任せてお稽古するようにしたものの、気になって気になって仕方がなかったが、 本人に任せたからには、口出ししないようにした。 自分が子供に任せると決めたことだから。 ・本人がお稽古して気になる点は、直接言うのではなく、手紙を書いたり、 画用紙に書いて貼っておいたりしてアドバイスした。 ・お稽古するのが「当たり前」になっていたので、テストの時でも毎日お稽古。 ・毎週のレッスンもお休みしたことはなかった。 ・高校、大学に進学しても、朝お稽古してから学校へ。 大きくなって子供に任せても、親の心は離さないことが大事。 思い返すと、子供をお稽古させながら、とても叱ってしまった。 しかし…、音が子供を癒し成長させてくれた。 人を育てる事は、次へ繋げる事なのです、 とお話ししてくださいました。 ヴァイオリンが好きとか嫌いとかではなく、ご飯を食べることと同じように思えば、 日々のお稽古も当たり前に。思春期は厳しさを踏まえ接することが大事です。 と、先生方々からもアドバイスをいただきました。 日々の生活の中に音があり、その音に癒されながら親子で成長していける ヴァイオリンはとてもステキですね♪
7月
第5回 お母さん教室ご報告 【開催日】 2017年7月13日 (木) 参加された方 【先生】 牧野先生、森林 友梨先生、森林先生 【お母さん】 8名 お子様1名 はじめに、現在大学生、中学生、小学校高学年のお子様がいらっしゃるお母様方(供にお母様方はヴァイオリン未経験者)にスズキ・メソードとの出逢い、お稽古をはじめたきっかけ、日々のお稽古の心がけ、受験期の過ごし方などのお話を伺いました。 【出逢い】 ・本や記事を通じて「スズキ・メソード」の名前を知る。 メソードに感銘を受け、自宅近くのお教室を探し、通い始めた。 【きっかけ】 ・音楽を聴くのが好きで、コンサートにはよく足を運んでいた。 子供ができたら是非習わせてみたい!という憧れを持っていた。 【お稽古を始めてから】 ・子育ても初めて!お稽古も始めて!レッスンで立つことすらできない我が子を前に悩むことも多かった日々。季刊誌や「道しるべの会」に参加し、お話を聞くなど勉強した。何よりもお教室の先輩お母様方のお力添え、生徒さんから沢山の刺激をいただいたのが大きかった。 ・"東京グランドコンサートお訪ね旅行、東京ディズニーランド付”というバスツアーをお教室で企画するなど、行事ごとも多く、予定の優先順位がまずはバイオリン!に変わるほど。気づけば親子での"楽しみ”に変わっていった。 【日々のお稽古の心がけ】 ・その日取り組むレッスンメニュー、ポイントを子供が帰宅するまでにしっかり準備する。常にCDが流れている環境作りをしている。 ・ジャンルを問わず、コンサートに親子一緒に出かけるなどの心がけ 【受験期】 ・練習のボリュームを減らすことはあっても、休会することはなかった。 ・クラス行事、夏期学校も極力参加し、母親の「休ませない、辞めさせないスタンス」をしっかり持ち、伝えていった。 ・勉強、部活、ヴァイオリンの練習時間の管理、調整を子供に任せ、見守る姿勢を大切にした。 先輩お母様からのお話を伺った後、出席されたお母さんたちからの質疑に移りました。 「子供がヴァイオリンが大好きでお稽古をはじめたのに、日々のお稽古では、間違った箇所の指摘が多くなり楽しく取組むことがなかなかできない」と相談がありました。 先生、先輩お母様方からは・・・ ・同じ風景にならないように工夫する、お稽古の中でも子供に「今の音はどうだった?」など質問し、考える時間を作る。 ・生演奏を聞きに行くことを親子の楽しみにする。 などのアドバイスをいただきました。 入会されて2ヶ月、最近お弓をもちはじめたお嬢様のお母様からは、 「なかなかお弓上手に持てなくて少し焦っています」という一方、 当日一緒に来ていた下のお子さん(男の子)は 「お姉ちゃんのようになりたい!」と意欲満々。箱バイオリンを構え、俳句もどんどん覚えているようで、恥ずかしがりながらも大きな声で俳句を発表してくれる、微笑ましい時間もありました。 先生方からは・・・ 長い道のりの中、この子供のためにどのように「行動」できるかが 親として大切なことです。 親の思うようにはいかないものです。お母様方が自分にできる最大限の努力をすることが子供に対する愛情であり、その中で、鈴木鎮一先生のおっしゃる教えを活かして欲しい・・・というメッセージをいただきました。 これから大きくなるお子さんがいらっしゃる場合、将来への不安は尽きないと思いますが、大きくなったお子さんをお持ちの方からすれば、「すでに来た道」です。先生や先輩お母様からのアドバイスを踏まえて、これからもがんばれるかも?と思えるお母さん教室でした。
5月
第4回 お母さん教室ご報告 【開催日】 2017年4月19日 参加された方 【先生】 牧野先生、鈴木先生、鈴村先生、森林先生 【お母さん】 14名 お子様3名 お稽古が始まって間もない初歩のお子さんをお持ちのお母様達から 嫌がるお稽古をどのようにしたら良いか?と相談がありました。 先輩お母様達も通った道、まだまだ続く課題かもしれません。 先生方、先輩お母様達を交えて色々な意見が交わされました。 まず・・・ ・生活のサイクルに取り入れる ・毎日同じ時間にやる ・絶対にやる! などの各家庭でのお稽古方法が挙げられました。 「朝のレッスンが終わらないと幼稚園には行けないよ」と子供に言い、 お稽古の習慣をつけているお母様もいらっしゃいました。 そして親の心構えとして・・・ ・子供は親の思うままにならない ・レッスン嫌いにさせない為にヤリすぎに気をつける ・子供が努力した事を認めてあげる ・言葉に出して褒めたり、 「ここをこうするともっと素敵になるよ!」などの 具体的な言葉掛けも大切 先生からは・・・ 褒めることも大事ですが、 認めてあげられる所までお稽古を持っていく事が大切といただきました。 今回のお母さん教室には、 現在二児の母であり牧野クラスOBの新米お母様が参加してくれ、 子供の頃を思い出してもらい、少しお話を聞かせていただきました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 物心ついた時には365日お休み無しで 朝5時に起床しお稽古するのが当たり前で、 中学、高校生になってからは自分で起床しお稽古。 当時はなんてことない当たり前の事としてこなしていたけれど、 自分が母親になり、その習慣をつけてくれた母の努力を思うと 感謝の気持ちでいっぱい。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ との事でした。 「お稽古するのが当然!」「お稽古しなきゃ1日が始まらない!」 そのくらいの習慣をつける事ができたら大成功ですね! それには何より親の努力!だと思えるお母さん教室でした。